よく問題になっている大学の経歴詐称、まさにコピーガードで解決

事例-7

 

ここ数10年ぐらい前から、国政選挙や有名なテレビ番組出演者の経歴詐称問題が起きています。

1985年タレントの野村沙知代さん、コロンビア大学精神心理学部卒業 経歴詐称問題

 1985年タレントの野村沙知代さんが、潮出版社が主催した第4回潮賞のノンフィクション部門に「きのう雨降り今日は曇りあした晴れるか」と題した作品で応募して、特別賞を受賞した。この時、受賞者の紹介欄に、沙知代の経歴は、「D&K社 社長 コロンビア大学精神心理学部卒」と記載された。

その後実弟の伊東信義が、「沙知代が公表している経歴等は、そのほとんどが嘘である」
という告発を行ったため、いろんな問題が起こった。
上記のように海外の大学の場合、卒業証明書を発行してもらってもコピーガードが施されているのか疑問です。まだ国内の大学の方が、コピーガードが施されていると思います。

ですが現在世界の様々な国で、卒業証明書の原本が「紙」から「電子データ」へ変わっている現象が起きているのです。

2015年タレントのショーンKさん「テンプル大学BA学位」等取得の経歴詐称問題

情報番組「報道ステーション」テレビ朝日系に出演し始めたころから、注目されるように人気が上昇したショーンKさんは、ある時経歴詐称が発覚し、全番組を降板することになった。その真相は2016年3月に週刊文春が「テンプル大学でBA学位、ハーバードビジネス・スクールでMBA(経営学修士)を取得。パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌに留学」としていた経歴は虚偽ではないかと報じられた。

その後、所属事務所の公式サイトで、この件について謝罪し、実際にはテンプル大学ジャパンに入学後ほどなく中退、ハーバード大学も、パリ大学も共にオープンキャンパスの授業を取ったのみであった。

国内の大学で発行されている主な証明書とは

さて日本国内の大学には、国公立大学もあれば私立大学もあり、特徴のある学部を有している大学もあります。
大学が発行する書類のなかに重要なものとして、証明書があります。主なものに卒業証明書があり、他に成績証明書等があるので、それを列記します。

・卒業証明書
・成績証明書
・卒業見込み証明書
・在学証明書・在学期間証明書
・在籍証明書
・在籍期間証明書
・退学証明書
・健康診断証明書
・教職関係証明書
・学力に関する証明書
・学位取得証明書
・履修内容証明書

などがあります。

まだ他の大学においては、いろんな証明書があるかと思いますが、何しろ国内の大学は、まだコピーガードを入れていない大学もあるのでは?

 

コピーガード2つの技法

ところでコピーガードの技法ですが、まず始めにA4の用紙の中に大学名の英文字を小さくして THE UNIVERSITY OF ○○○と地紋のように繰り返し並べてその中に「複写」とか「無効」の文字を隠す、そしてカラーコピーをすると地紋が消えて、「複写」とか「無効」の文字が浮かび上がってくる。この技法はオーソドックスな手法であり、よくカラーコピーに反応するやり方です。

2番目に紹介したいのが透かしです。この技法は伝統工芸で手漉きをして透かしの入った和紙を作るのとはわけが違い、特殊インキを使い印刷で表現する方法です。デザインとしては、大学の学章をA4 のど真ん中にレイアウトしてあり、この偽造防止用紙を見てもすぐどこにあるか分からず、オフィスにいる場合、蛍光灯にかざせば透かしが薄く浮いて見える。

以上この二つが主要なコピーガードの技法です。
ただ国内のどのくらいの大学がコピーガードを取り入れているか分からない状態です。
とりあえず日本の大学の経歴詐称を防ぐにはやはり卒業証明書の原本が必要であり、その原本にコピーガードが施されていることが大事なのです。

 

要約すると

芸能人の経歴詐称問題は、昔からあったにせよ一般人の就職試験等では、なかなか厳しくチェックされています。それには、「卒業証明書」が改ざん偽造されないために、コピーガードが施されているのです。その代表的な技法に「隠し文字」と「透かし」があります。

しかし、今は便利な世の中です。いちいち大学に卒業証明書の依頼をしなくても、コンビニと提携している大学は、近所のコンビニで発行してもらえるのです。ですが、プライバシーが守られればいいのですが…

 

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21.02.10

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