事例-2
何と幻想的というか、この世にこんな自然があるなんて、今まで見たことがない初めての風景なのだ。自分でもびっくりしている様子。
また雲海の中でも構図が整っていて様になっているのが珍しかった。その前にそびえたつ山々と、その周辺の雲海との微妙なバランスが醸し出す、不思議な光景。それは非常に繊細な現象なのです。雲海を見たら、長くぼおっとしたい気持ちになり、ゆとりと癒しを与えてくれるのです。
その雲海の風景になぜコピーガードが必要か?
なぜ雲海の風景が発生するのか?そして季節は…
前日の夜と朝の寒暖差が大きくなり、空気が冷され霧が発生し、山間部の地形によって冷やされた空気が溜まり、その様子が、山の頂から見下ろすと雲のように見える風景のことで、雲海と言われているのです。そして、日の出を迎える前後の時に表れ、時季的には秋から初冬にかけて、発生することが多いのです。
意外と身近なコピーガードの技法とは
まず、第一番目にA4の用紙に雲海の風景がレイアウトされ、その上に地域自治体の英文字の字紋が繰り返され、斜めに羅列してある。その中に隠し文字があるのです。カラーコピーすると「 複写 」という隠し文字が浮き出てくる。これがコピーガードです。
そして第二番目に、自治体の市章が真ん中に「透かし」として施してあり蛍光灯にA4 の用紙をかざすと薄く白っぽいマークが浮かび上がります。カラーコピーしてもそのマークはでません。これもコピーガードになります。
地域の観光資源である「雲海」の風景を地元の方が再発見
実は、今まで話したことは、ただ風家の写真を事細かく説明したのではなく、この地域の観光資源に光を当て、地元の方々に再度発見していただくために偽造防止用紙のバックに雲海を印刷したわけなのです。その印刷した書類は、自治体が発行している印鑑証明書や、住民票などの証明書に使用されているのです
雲海の風景とコピーガードの調和
他の自治体の偽造防止用紙と比べると、地域で親しまれている雲海の風景が溶け込んでいて、シンプルな風景に合うコピーガードの技法が調和されている。何の違和感も感じない作品になっている。
大自然の雲海の風景は情報過多の現代人に感動を与える。
これは素晴らしい、なんと素晴らしい作品なのか…
幻想的な雲海の風景を見ると、ただ何となく「ほっとする」 癒しが感じられ、情報過多の現代人には、大自然の不思議な現象が必要なのではと思い知らされ、そして大自然に感動するのです。
最後に要約すると
- なぜ雲海の風景が発生するのか、そして時季は?
前日の夜と朝の寒暖差が大きくなり、空気が冷やされ霧が発生し、段々と雲海が発生するのです。そして秋から初冬にかけて発生することが多い。 - コピーガードの技法にはA4に「雲海」の風景をレイアウトして、その上位に隠し文字である「複写」を埋め込んでいる。
そして、A4 のど真ん中に自治体の市章が、「透かし」として施されています。 - 実は地域の観光資源である、「雲海」の風景が描かれている、偽造防止用紙を見た住民が段々と観光地を再発見していくと思います。
- 偽造防止用紙に雲海の風景が溶け込み、コピーガードの技法が調和されている。
- 大自然の幻想的な雲海の風景が、情報過多の現代人に不思議と感動を与える。
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21.02.14